【VGP2016SUMMER受賞】SoftBank SELECTIONがオーディオメーカーとして、新たな高みに立つ

【VGP2016SUMMER受賞】SoftBank SELECTIONがオーディオメーカーとして、新たな高みに立つ

6月17日、国内最高権威のオーディオ・ビジュアル・アワード『VGP2016 SUMMER』が発表され、インナーイヤー型ヘッドホン(5000円以上1万円未満) 部門において、SoftBank SELECTIONのハイレゾ対応イヤホン「SE-­5000HR」が『金賞』を2期連続で受賞しました。また今年3月に発売した「WS­-7000NC」がノイズキャンセリングイヤホン部門で、「SE­-1000」がインナーイヤー型ヘッドホン(5000円未満)部門で、それぞれ『VGP2016 SUMMER』を受賞しました。今回は、受賞内容と受賞に向けた取り組みについてプロダクトデザイン担当、技術担当者、プロジェクト担当者の3名へインタビューした様子をご紹介させていただきます。

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SoftBank SELECTION SE-5000HR

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SoftBank SELECTION Smart Quiet WS-7000NC

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SoftBank SELECTION music piece SE-1000

3商品の受賞、おめでとうございます。まずは「SE-­5000HR」の2期連続金賞受賞について、率直にご感想をお聞かせください。

SoftBank SELECTION プロダクトデザイン担当の大平 浩之氏(写真:左)、技術担当の森田 一行氏(右)、そして前回の受賞時に続いてプロジェクト担当の小宮 義徳氏(中央)にお集まりいただき、今回の受賞内容と受賞に向けた取り組みについて伺いました。

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小宮氏:私も正直驚いています。「2期連続」というのは、これまで老舗のオーディオメーカー以外はあまり聞いたことがありません。
前回の『VGP2016 金賞』には、新興メーカーである私たちへの「オーディオ業界を盛り上げて欲しい」というメッセージも強く感じましたが、今回は改めて製品そのものがしっかり評価され、No.1と認めていただいていることを実感しました。

大平氏:自分たちがやってきたことが、審査員の方々にきちんと評価されたのは凄くうれしいです。また同じように、お客さまから、そして社内のユーザーからもプロダクトデザインに対して「いいよね」と言っていただいていることに、凄く感謝しています。

「SE-­5000HR」が、昨年に引き続き高い評価を得た理由はどこにあると思いますか?

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小宮氏:スマートフォンでハイレゾ音源を楽しむことが、昨年以上の盛り上がりを見せる中においても、他社製品と比較して、高い品質と求めやすい 価格を兼ね備えている「SE-­5000HR」のアドバンテージを大きく打ち出せたからだと思います。

初受賞した「WS-­7000NC」については、どのような点が評価されたとお考えでしょうか?

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SoftBank SELECTION Smart Quiet WS-7000NC

小宮氏:「ノイズキャンセリングイヤホン部門」では、他社のハイエンド製品が圧倒していました。その中 でやはり、“SoftBank SELECTIONらしい”ノイズキャンセリング性能を追求し、差別化できた点が最大の理由だと思います。

SoftBank SELECTIONブランド初のノイズキャンセリング機能の搭載について、どういった経緯やきっかけでプロジェクトはスタートしましたか?

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小宮氏:オーディオ製品のラインアップの新しい付加価値として、「ノイズキャンセリング」に着目しました。iPhoneやスマートフォンとの親和性が高く、電車の中など雑音が多い中でも音楽や映像をもっと楽しむことができます。ただし企画当初は、「ノイズキャンセリング」という言葉を聞いたことがあっても、どういうものかを理解している方は、あまり多くありませんでした。

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森田氏:今まで「ノイズキャンセリング」機能は、一部のメーカーしか搭載していませんでした。ノウハウを持っている会社が少なく、もちろん私たちもはじめてです。開発にあたり、技術としてはまず実現可能性を検討することになるのでが、「できる」と判断するまでが大変でした。

そもそもどうやってノイズを消すのか、分かりやすく教えていただけますか?

森田氏:音って「振動」になっているのですが、ノイズとちょうど反対の「振動」を作るという原理です。水上で、同じ強さの波どうしをぶつけると打ち消されるイメージです。イヤホンでは、耳の近くのマイクで環境音を「集音」して、耳の中でその逆の音を出すことでノイズを打ち消しています。実際に試していただくのが一番だと思いますが(笑)。

「WS­-7000NC」の開発にあたり、最もこだわったことや、チャレンジだったことを教えてください

森田氏:「ノイズキャンセリング」では、ノウハウが無いのと同時にその評価方法も定まっていません。「WS­-7000NC」では「最大-25dB(デシベル)のノイズキャンセリングレベルを実現し、環境騒音を約94%低減」と訴求して いますが、名と実のバランスを判断するのにも苦労しました。 また、他の製品との差別化として、私たちは、iPhoneやスマートフォンを使用する身近な環境の周波数に絞り、最適化を図ること に最もこだわっています。測定データだけではなく、屋外や電車の中などの様々なシーンで何度も実際に聞いて調整 しました。

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大平氏:本体デザインについては男女問わず、通勤での使用に合う“スマートさ”にこだわりました。高機能製品は、操作ボタンがこれみよがしに目立つ“ガジェット感”の強いプロダクトデザインが主流ですが、デザインでもスマートフォンとの親和性を追求し、シンプルでミニマムなものを目指しました。

イヤホンについても、集音マイクを際立たせたメカメカしい形状が多い中、真逆の、限りなく薄く小さい形にチャレンジしました。デザインとしては出せるアイデアをとことん出して、商品企画に関わるチームのメンバーやベンダーさんと一緒に実現性から絞り込んでいきました。

森田氏:他のイヤホン製品に比べて難しいのが、「フィット感」がノイズキャンセリング性能に大きく影響することです。

大平氏:3Dプリンターで、0.5㎜の違いの数種類のサンプルで何度も使用テストを行い、ベストなものにたどり着くまでに、開発では最も時間がかかりました。

昨年の受賞以来、SoftBank SELECTIONの「オーディオ製品」の販売に影響や変化はありましたか?

小宮氏:一般のお客さまにとっては、店頭などで目に触れる機会が確実に増えたと思います。

大平氏:こういういい商品があるということをしっかりと伝えることができ、「ソフトバンクって思ったよりやるよね」というポジティブなイメージが拡がりました。審査員のコメントもそうですし、実際に利用された方の声など好意的な意見に表れています。

森田氏:注目度という意味では、「お店で見ました」「試しました」「購入しました」と反響が拡がっています。

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【ハイレゾリューション対応マイク付きイヤホン】原音の感動を、耳の奥深くへ。

SoftBank SELECTION SE-5000HR

<製品レビュー>【VGP2016 金賞・コスパ賞 ダブル受賞】情熱と音質へのこだわりがぎっしり詰まった、ハイレゾ対応イヤホン『SE-5000HR』とは?

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【ノイズキャンセリング機能搭載】静寂が生み出すハイクオリティサウンドヘッドセット

SoftBank SELECTION Smart Quiet WS-7000NC

<製品レビュー>静寂が生み出すハイクオリティサウンドを独り占めできるノイキャンヘッドセットをご紹介♪

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アルミニウム切削ボディ 原音に迫るリアルサウンド

SoftBank SELECTION music piece SE-1000

<製品レビュー>えっ?2400円でこんな高音質すごい!原音に迫るリアルサウンドイヤホン『music piece SE-1000』って?

以上『【VGP2016SUMMER受賞】SoftBank SELECTIONがオーディオメーカーとして、新たな高みに立つ』でした。「SE-­5000HR」が『金賞』を2期連続で受賞したり、今年3月に販売開始した「WS­-7000NC」が新たにVGP2016SUMMERを受賞したり今後もSoftBank SELECTIONのオーディオ製品から目が離せませんね!!

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