【レビュー】大口径レンズ搭載ドライブレコーダー「YI Ultra Dash Camera」を使ってみました

【レビュー】大口径レンズ搭載ドライブレコーダー「YI Ultra Dash Camera」を使ってみました

ドライブレコーダーを車に設置することで、事故発生時の状況を記録でき、いざというときに自分を守るために役立ちます。今回は軽量・コンパクトで簡単に設置でき、スマホとWi-Fiで接続可能なドライブレコーダー「YI Ultra Dash Camera」(ダッシュカメラ)をレビューしました。

ドライブレコーダーはなぜ必要?

ドライブレコーダーは、車に取り付けることで走行中の映像を記録し、事故が起きたときにその状況を証拠として残すためのもの。事故発生時の正確な情報は、保証や責任の割合にも影響する重要な証拠です。

タクシーやバス、トラックといった業務車両には、すでに必ずといっていいほど搭載されているドライブレコーダー。近年は一般車両でもドライバーが自分を守るためのツールとして、ドライブレコーダーを導入する人が増えています。

マイカーへのドライブレコーダー導入でポイントとなるのは、簡単に設置できることや、設置後の管理が楽なこと、そしていざというときの大事な証拠となる映像なので、鮮明な映像が記録できることが重要です。

「YI Ultra Dash Camera」を開けてみる

今回レビューするのは、YI Technology社のドライブレコーダー「YI Ultra Dash Camera」です。

YI Technology社は、アクションカメラやドローン、ホームカメラ、ミラーレス一眼カメラといったカメラ製品を発売する、上海発の新進気鋭メーカー。創立からわずか2年でユーザー数が450万人を突破するなど、急成長を続ける今注目の企業です。

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「YI Ultra Dash Camera」の白い箱を開けると、中にはミニチュアの一眼レフカメラのような、かわいらしい形状の小さなダッシュカメラ本体。箱の下の部分にそのほかの付属品が収められています。

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ダッシュカメラに同胞されているのは、車のシガーソケットから電源を取るためのUSBポートがついたタイプのDCチャージャーと、給電用の長いUSBケーブル。USBケーブルのカメラ側はmicro USBになっています。

ダッシュカメラに映像を記録するための16GBのmicroSDカードと、ダッシュカメラを車に取り付けるための2種類のマウント、配線作業で使う内装リムーバーも入っています。

DCチャージャーやmicroSDカードといった、ドライブレコーダーを使い始めるために必要なアイテムがすべて入っているのはうれしいですね。

自分で新たに用意しなくてはならないものがないので、カメラを持って車に向かい、設置作業をするだけです。

「YI Ultra Dash Camera」を車に取り付ける

では、さっそくダッシュカメラを車に設置したいと思います。

カメラ本体を支える土台部分である「マウント」は、粘着テープで車に取り付けるタイプと、吸盤で取り付けるタイプの2種類が用意されているので、取り付け先に合わせて使いやすいほうを選択できます。今回は、吸盤タイプのマウントを使うことにしました。

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フロントガラスのバックミラー脇、助手席側の部分にマウントを取り付けたら、カメラを取り付けるネジの部分が真下を向くように角度を調整。その後、microSDカードを入れたダッシュカメラ本体をマウントに取り付け、しっかり固定します。本体が小さくて軽量なので、取り付け作業もとてもスムーズです。

続いて、ダッシュカメラ本体のmicro USBポートにケーブルを接続。ケーブルのコネクタ部分がL字型になっているので、カメラに接続したときもケーブルがきれいに真上に伸び、視界をさえぎる心配がありません。

今回は、バックミラー脇の助手席側に設置したダッシュカメラから、助手席側の足元を経由させて、運転席と助手席の間にあるシガーソケットの位置までケーブルを回すことにしました。

 

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付属の内装リムーバーを使って車の内装にケーブルを押し込みます。

 

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シガーソケットには、付属のDCチャージャーを差し込み、USBポートにケーブルをつなぎます。このDCチャージャーはUSBポートが2口付いているので、ドライブレコーダーに給電しながら、同時にスマホの充電などもできるのが便利です。

これで取り付けが完了。「YI Ultra Dash Camera」を利用できる状態になりました。

映像の録画を開始する

車のエンジンをかけるとドライブレコーダーへの給電が開始され、自動的に走行中の映像が録画されます。つまり、カメラを設置したらその後はいつも通り車を走らせるだけでOKです。

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現在録画中の映像は、カメラ画面に映し出されます。

最大165°の超広角レンズを搭載しているので、最大3車線分の広い範囲を録画できることが特徴。周囲の状況も含めてしっかり録画できるので安心です。

緊急録画モードで保護された映像を記録する

「YI Ultra Dash Camera」には、緊急録画機能が用意されています。これは、3軸の重力センサーによって、急ブレーキや急発進、衝突や衝撃などを感知したときに、自動で映像が撮影される機能。さらに、撮影された映像は自動的に保護ファイルとして保存されます。

つまり、事故発生時の状況証拠として重要になる映像をしっかり記録し、誤って消してしまう心配がありません。

3軸の重力センサーの設定は「高感度」「中感度」「低感度」の3種類から選択できるので、

自分の運転に合わせて設定をしておけば、事故ではない急ブレーキで誤って緊急録画モードが始動してしまう……といった状況も防げるでしょう。

また、この緊急録画モードは、手動で始動させることも可能。本体の緊急録画ボタンを押すとモードが切り替わり、撮影が開始されます。自身の事故ではなく、周囲で発生した事故を記録したい場合なども、この方法を使えば映像を記録できます。

「YI Ultra Dash Camera」で撮影された映像を確認

録画したデータは、本体の「アルバム」ボタンから確認できます。「アルバム」ボタンを押すと、録画された映像の一覧が表示され、さらに見たい画像をタップすれば、それぞれの映像を再生して確認できます。

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ディスプレイがタッチ操作に対応しているので、使い慣れたスマホのアルバムを操作するのに近い感覚で、録画映像の選択や確認ができます。

「YI Ultra Dash Camera 」で撮影した映像はとにかくきれい! 2.7K(2,688×1,520)の高解像度カメラを搭載しているので、車のナンバーや標識といった細かい部分までクリアに録画されています。

また、レンズはF値1.9の大口径で、WDR(Wide Dynamic Range)にも対応。そのため、夜間や逆光が強い場合でも鮮明に録画することができます。

緊急録画モードの始動などを音声で操作する

映像の録画開始や緊急録画の開始などは、音声での操作も可能。現状では音声コマンドは英語になりますが、ハンドルから手を離さずに操作できるので、安全に緊急録画を開始できます。

専用アプリ、「YI Ultra Dash Camera」を使う

また、「YI Ultra Dash Camera」には、2.4GHz無線モジュールが内蔵されていて、Wi-Fi経由でスマホと接続することが可能です。

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App StoreやGoogle Playストアで「YI Smart Dash Camera」アプリをインストールして起動したら、表示される製品一覧から「YI Ultra Dash Camera」を選択。次の画面にカメラのWi-Fiパスワードなどが表示されるので、スマホの接続設定から接続を行います。

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接続が完了すると、映像や録画映像の一覧がアプリ画面上に表示されます。録画映像はもちろん再生して内容を確認することが可能。緊急録画モードで撮影された映像には赤いマークが表示され、削除できない保護ファイルであることがわかります。

さらに、「YI Smart Dash Camera」にはリアルタイムのカメラの映像をスマホで見ることのできる機能が用意されています。車の走行中に、アプリの「リアルタイム」タブにダッシュカメラの映像が映し出されます。

これは、ドライブレコーダー本体とスマホがWi-Fiで接続されているからこそ実現する機能。Wi-Fi搭載の「YI Smart Dash Camera」ならではの特徴ともいえるでしょう。

この機能で、旅先で風景の美しい場所を走っているときに、同乗している人が手元でその映像を楽しむといった使い方が可能。家族でのドライブ時に、後部座席のお子さんがリアルタイム映像を見ながらドライバー気分を味わう、といった使い方もできそうですね。

ドライブレコーダーはフロントガラスの比較的高い位置に取り付けることが多いので、本体のディスプレイでは録画映像の確認などの操作がしづらい場合もあります。映像の確認をはじめとしたさまざまな操作を、手元のスマホで行えるのはとても便利です。

「YI Smart Dash Camera」の設定を変更する

「YI Smart Dash Camera」の設定は、本体の「電源/設定」ボタンか、スマホアプリの「設定」メニューから行います。

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ビデオのゆがみ調整機能の調整や、録音機能の有効/無効の切り替えのほか、先述した緊急録画モードを指導するときの衝突検出の精度などを設定可能です。さらに、録画された動画にタイムスタンプや透かしを入れるかどうかといった項目も変更できます。

「YI Smart Dash Camera」はこんなとき役立つ!

ドライブレコーダーの映像は、万一の事故発生時には、非常に重要かつ有効な証拠となります。事故にあった際、「YI Smart Dash Camera」に記録された映像を保険代理店などに渡すことで事故発生時の状況の根拠として利用し、責任割合などの交渉に活用してもらうことができます。

「YI Smart Dash Camera」には、ADAS(先進運転支援システム)も搭載されており、リアルタイム車線逸脱を警告して安全運転を支援してくれます。また、前方衝突警告機能により、安全運転のための前方車両との車間距離を検出するなど、事故を未然に防ぐための機能も充実しています。

また、「YI Smart Dash Camera」の強みであるスマホとの連携機能を生かして、旅先で美しい風景の中を走っている映像を、旅の思い出のビデオとしてダウンロードして保存するといった活用方法もあります。

まとめ

「YI Smart Dash Camera」は見た目がスマートで、摩擦や腐食に強い素材を使っているので長く安心して使うことができます。

安心してドライブを楽しむためにも、運転の記録を鮮明に残しておくことができる「YI Smart Dash Camera」は、とても有益なツールです。

まだドライブレコーダーを導入していない方や、今使っているドライブレコーダーがスマホと連携していなくて不便……と感じている方などには、おすすめできるツールです。

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以上、『【レビュー】大口径レンズ搭載ドライブレコーダー「YI Ultra Dash Camera」を使ってみました』でした。

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