iPhoneの買い替え前に、知っておきたいお手軽バックアップ術とは?

iPhoneの買い替え前に、知っておきたいお手軽バックアップ術とは?

待ちに待ったiPhone XSやiPhone XRが発売となり、iPhoneの買い替えを検討している人は少なくないでしょう。しかし、iPhoneの買い替えに立ちはだかる大きな壁が「バックアップ」ではないでしょうか。iCloudを利用するのが一般的ですが、意外とパソコン操作が煩雑で断念してしまうケースが少なくありません。ここではiPhoneのデータをお手軽にバックアップする方法をご紹介します。iPhoneの買い替え時はもちろん、定期的にバックアップしておけば、iCloudやiPhone本体の容量を気にせずに安心して使えます!


そもそもスマホのバックアップは必要?

結論からいうと、iPhoneなどのスマホは定期的にバックアップしなければなりません。スマホには電話帳や写真・音楽データ、アプリなど、さまざまなデータが保存されています。これらのデータが何らかのトラブルで消えてしまえば復旧は困難です。もちろん、ユーザーの落ち度で故障や破損させたわけでなくても、メーカーはデータ消失を補償してくれません。なくなってしまったデータを元に戻すことは物理的に不可能だからです。
大事なデータが消失しないように、スマホのバックアップが必要です。これは使っているスマホが故障・破損したときだけでなく、新しいスマホに買い替える際にも重要。iPhone、Androidにかかわらず、同じスマホのOSであれば、バックアップによって新しいスマホにデータを復元させることが可能です。つまり、新しいスマホが今まで使っていたスマホと同じ状態に戻るのです。
データが重要なのはユーザーも理解しているでしょうが、つい面倒で定期的なバックアップを怠る人が多く、某セキュリティソフトの開発を行う企業の調査によると、約80%のスマホユーザーがバックアップをしていないという調査結果が出ています。いざというときに泣かないために、簡単で手軽なバックアップ用のアイテムを利用して、定期的にバックアップする習慣を身につけましょう。


意外と難しい?iCloudでのバックアップ

iPhoneには「iCloud」という、メーカーが用意したインターネット上のサーバーにデータを保存しておくサービスがあります。iPhoneユーザーなら、自分専用のデータ保存スペースがメーカーのサーバーに用意してもらえるので、バックアップにはこれを活用するのが最も有効な手段です。ただ、iCloudを利用してバックアップするためには、メーカーであるApple社のApple IDを取得し、パスワードを管理しながら行う必要があります。これがうまくいかない人がかなり多いようです。
iCloudでバックアップがうまくいかない理由としては、Apple IDをサービスごとに管理しなければならず煩雑という点。バックアップのためにWi-Fi環境が必要なため、自宅にWi-Fiルーターがないとバックアップが難しい点。Apple社から用意されるiCloudの容量が小さいため、容量が足りなくなってしまう点などが挙げられます。さらにiCloudはiPhone独自のアプリ(連絡先、メール、カレンダーなど)のデータは問題なくバックアップできても、他社のアプリサービスのなかにはバックアップ方法が難しかったり、そもそもバックアップできなかったりするアプリもあります。


パソコンを使ったiPhoneのバックアップとは

iPhoneのバックアップには、パソコンを使った方法もあります。パソコンに「iTunes」というiPhoneのデータを管理するソフトをインストールして利用するやり方です。簡単にいえば、iCloudがインターネット上のサーバーにデータをバックアップするなら、パソコンにiTunesでバックアップするのは自宅にサーバーを用意してローカルに保存しておくバックアップということになります。
パソコンにiPhoneのデータをバックアップするメリットは、iCloudのように容量を気にしなくて済むという点です。パソコンのハードディスク容量が潤沢にある場合に限りますが、パソコンを使うためにはハードディスクが必要不可欠なので、外付けHDDなどを追加すればいくらでもバックアップに対応できるでしょう。
ただし、最近ではパソコンを持っていない人も増えており、バックアップのためにパソコンを購入するのはハードルが高いという考え方もあります。また、わざわざUSBケーブルで接続しなければならないという手間を惜しんで、パソコンを持っている人でもバックアップをおざなりにするケースが少なくありません。


パソコンなしでiPhoneのバックアップができる!

iCloudの容量に不安があったり、パソコンを持っていなかったりする人でも、データのバックアップは可能です。周辺機器デバイスを利用して、そこにバックアップデータを保存しておくという方法です。よく使われるデバイスがSDメモリーカードですが、直接挿入が可能なAndroid端末と違い、iPhoneはSDメモリーカードカードを挿入できません。SDメモリーカードを読み取り/書き込み可能なカードリーダーがあれば、iPhoneでもAndroid端末でも利用できます。


ワイヤレスSDカードリーダー&ライター

「ワイヤレスSDカードリーダー&ライター」なら、iPhoneやiPadだけでなくアンドロイド端末でも保存された写真やビデオデータ、連絡先など電話帳データを簡単にバックアップできます。しかも、本体がスリムでコンパクトなので、外出先でも手軽にバックアップできるのが特徴です。SDメモリーカード内の写真やビデオ、音楽、文書(WordやExcel、PDFなど)データをスマホで閲覧することもできます。

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ワイヤレスSDカードリーダー&ライター


microSDHCメモリーカード 16GB/32GB CLASS 10 /UHS-Ⅰ

カードリーダー&ライターだけではバックアップデータを保存できないので、保存するためのSDメモリーカードが必要です。合わせて用意することをおすすめします。「microSDHCメモリーカード 16GB/32GB CLASS 10 /UHS-Ⅰ」は、CLASS 10、UHSスピードクラスに対応しているので、高速伝送・書き込みが可能。防水対応の商品なので、いざというときにも安心のメモリーカードです。データ容量に応じて16GB、32GBがあります。
カードリーダーより、もっと手軽で持ち歩きに便利なのがUSBフラッシュメモリーと呼ばれる商品です。ただ、iPhoneに関してはUSBジャックが搭載されていないため、専用のLightningコネクターが必要。Lightning専用の外部フラッシュメモリーなら、別途コネクターを必要とせずにiPhoneに直接挿すことが可能です。

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microSDHCメモリーカード 16GB CLASS 10 /UHS-Ⅰ
microSDHCメモリーカード 32GB CLASS 10 /UHS-Ⅰ

ADAM elements iKlips DUO+ Apple Lightning Flash Drive 32GB

「ADAM elements iKlips DUO+ Apple Lightning Flash Drive 32GB」なら、Apple公式の認定品であるApple MFi認証を取得しているので、動作が保証されています。このフラッシュメモリーなら、iPhoneに挿すだけで高画質の写真データやビデオデータを直接保存できます。もちろん、バックアップデータを保存しておくことも可能。さらに64GB、128GBの大容量タイプも販売されているので、用途に応じた適切な商品を選ぶことができます。

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ADAM elements iKlips DUO+ Apple Lightning Flash Drive 32GB


SanDisk iXpand フラッシュドライブ

「SanDisk iXpand フラッシュドライブ」も、LightningコネクターによってiPhoneに直接させるタイプのフラッシュドライブです。フラッシュメモリーの老舗メーカーであるサンディスク製で信頼性バツグン。Android端末にも別売のUSB OTGホストケーブルを仕様すれば接続できます。

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SanDisk iXpand フラッシュドライブ


まとめ


iPhoneを含め、スマホは買い替えのたびにデータのバックアップが必要です。今回紹介した商品を利用して定期的にバックアップを行うクセをつけておけば、いざというときに重宝するでしょう。ふだんiPhoneなどスマホのバックアップをしていない方は、こうした便利なアイテムを利用してバックアップを取る習慣を身につけるようにしてください。

以上、「iPhoneの買い替え前に、知っておきたいお手軽バックアップ術とは?」でした。

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