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2021年決定版! スマホの充電が遅い? 急速充電対応の充電器とケーブル・モバイルバッテリーの選び方
急速って書いてあるのに、買ってみたらそんなに急速じゃなかった…
この記事でスマートフォンの急速充電の仕組みと、失敗しないケーブルと充電器の選び方を理解すれば、そんな後悔をすることはもうありません!
あわせてスマホの急速充電に対応した、最新モバイルバッテリーもご紹介します。
スマホの急速充電ができない? 後悔する前に知っておきたい急速充電の仕組み
スマホの充電器やケーブルはどれも同じに見えるのに、性能は微妙に違うみたい…「急速充電」といっても、いろいろな種類や性能の違いがあるらしい…そんな急速充電の「わからない!」について、一つ一つ解説していきます。
その充電器(ACアダプター)、スマホ急速充電に対応している?充電器のスペックの読み方を解説
まずは、お持ちのスマホ充電器(ACアダプター)がどれくらいの出力に対応しているかの調べ方について学んでみましょう。
スマホ充電器をよく見てみると、「Output ○V(ボルト) x ○A(アンペア)」「○W(ワット)」のような表記が見つかると思います。この数値によって、スマホの充電器の充電性能が決まります。
結論から言うと、充電器のこのA(アンペア)とW(ワット)の数字が高ければ高いほど、理論上より急速にスマホを充電することが可能になります。
例えば充電器に「Output 5V x 3A = 15W」とある場合、5Vの電圧で最大3Aの電流を流すことで、最大15Wの出力で、理論上では1時間あたり3000mA(ミリアンペア)、つまり3000mAh(ミリアンペアアワー)の速度で充電が可能なことを意味しています(実際はケーブルの電気抵抗や端末の回路等でロスが発生し、理論値よりも効率は悪化します)。
それだととにかく出力数が大きい充電器を使えばスマホの充電も早くなると思ってしまいがちですが、実際には、充電する側のスマホや接続に使うケーブルのA(アンペア)に出力は制限されてしまうため、どれほど充電器の出力性能が高くても、充電速度は一定以上には上がりません。
1Aの充電器は使わないようにしよう
iPhone 6以降は2.1〜2.4Aでの急速充電に対応しているため、iPhoneの充電であれば出力も2〜3Aに対応した充電器とケーブル(Lightningケーブルは2.1Aに対応しています)を選んでおけば、効率的な充電速度を得られるということになります。
iPhone 6などに付属の古いタイプ充電器は1Aの出力性能しか無いため、iPhone 6以降のiPhoneでは十分な充電速度を発揮することはできません。うっかり使わないように、気をつけましょう。
Androidも同様で、Google PixelシリーズなどのUSB Type-C規格の充電ポートを備えた機種であれば、最大5V x 3Aまでの出力で充電できる「USB Tyoe-C Current」という規格に対応していますので、その場合は5V x 2〜3Aの出力に対応した充電器とケーブルを揃えるようにしましょう。
お使いのスマホが後述のUSB-PDに対応している場合は、更に高出力の充電器を使うことで、より急速に充電することが可能になります。
iPhone 8以降はUSB-PD(Power Delivery)でさらなる急速充電が可能に
2018年〜2020年以降で発売されたスマホはUSB-PDという、通常の急速充電以上の速度で充電が可能な規格に対応していることがとても多くなってきました。USB-PDに対応した充電器とケーブルを使うことで、30分で約50%のバッテリーを急速充電することが可能になるというものです。
では1時間で100%までバッテリーを充電できるかというとそうではなく、USB-PDではバッテリーの充電が100%に近づくほど充電のスピードがゆっくりになっていきます。
iPhoneではiPhone 8以降の機種が、全てUSB-PD対応となっています。Androidはメーカーや機種により対応状況が異なっているため、公式サイト等でUSB-PDへの対応状況を確認するようにしてみてください。人気のメーカーで言えば、GalaxyはS8以降から、GoogleであればPixelシリーズがUSB-PD対応となっています。
USB-PDに対応した充電器の選び方
USB-PDに対応したスマホで急速充電を行う場合、充電器は「PD対応」と書かれた、5V x 3Aと9V x 2Aの出力に対応した、出力18W以上の充電器を選ぶと良いでしょう。
エレコム スマホ・タブレットAC充電器/PD/18W/Type-Cケーブル同梱
一方、iPhone 12では急速充電に20Wの充電器が、Samsungの最新機種であるGalaxy S20 / S20+では25WのPPS(Programmable Power Supply)対応の充電器を使用することで「超急速充電」が可能になっています。
このように、大手メーカーのフラッグシップ(高機能)モデルは年々充電速度の高速化を売りにして、より高出力の充電器に対応できるようになっているため、そのような機種を購入した場合は、充電器を追加購入する際に、どれくらいの性能の充電器であれば最も高い充電性能を引き出せるかを確認するようにしてください。
USB-PDに対応した充電ケーブルの選び方
iPhoneでのUSB-PD充電はUSB-C to Lightningケーブルが必要となりますが、Apple純正以外のものを買うのであれば、MFi認証というAppleの審査基準をクリアした商品を用意してください。この認証がされていない商品の場合、iOSのアップデートで使用できなくなったり、正常な充電が行えないリスクが出てきます。
AndroidではUSB-PDでの充電は、USB-PD対応充電器に接続可能な「両端がUSB Type-C形状になっているケーブル」で行います。どちらかがUSB Type−Aになっていたり、USB Micro-BをType-Cに変換するようなコネクタを使うと、正常に充電できないことがありますので気をつけましょう。
それでは、おすすめの充電器とケーブルをご紹介していきましょう。
エレコム スマホ・タブレットAC充電器/PD/18W/Type-Cケーブル同梱
エレコム スマホ・タブレットAC充電器/PD/18W/Type-Cケーブル同梱
USB-PDに対応した18Wの大出力充電器です。Type-Cケーブル同梱で、電源プラグを収納できる持ち運びに便利なモデルです。
SoftBank SELECTION USB PD対応 USB Type-C™ 急速充電 ACアダプタ
SoftBank SELECTION USB PD対応 USB Type-C™ 急速充電 ACアダプタ
USB-PDに対応した、ケーブル一体型の急速充電器です。
アウトレット SoftBank SELECTION USB Type-C Tough Cable with Lightning Connector
アウトレット SoftBank SELECTION USB Type-C Tough Cable with Lightning Connector
MFi認証を受けた、急速充電対応USB-C to Lightningケーブルです。断線に強い設計になっているのもおすすめポイント。
急速充電対応モデルも!SoftBank SELECTION おすすめモバイルバッテリー
モバイルバッテリーを選ぶときも、急速充電に対応しているかどうかは確認したいポイントです。2A以上の出力に対応していれば、一般的なスマホで急速充電が可能になるので、目安にすると良いでしょう。また、下で紹介している「パワーキューブプロ」など、ついに登場したUSB-PDに対応したモバイルバッテリーも大変オススメです。
モバイルバッテリーの表示容量と実際に充電できる容量は違う
モバイルバッテリーに表示されているバッテリー容量は、スマートフォンを充電する際に電圧を変換したり、ケーブルや回路を通過する際に電力をロスしてしまう関係で、実際に充電に利用できるのはその60〜65%程度だと言われています。
それを踏まえた上で、実際に自分のスマートフォンをどれくらい充電できるのかを判断しましょう。iPhone 12のバッテリー容量は2815mAhと言われているので、それを目安にしても良いですね。
MIPOW(マイポー) ワイヤレスモバイルバッテリー POWER CUBE PRO(パワーキューブプロ) 10000mAh
MIPOW(マイポー) ワイヤレスモバイルバッテリー POWER CUBE PRO(パワーキューブプロ) 10000mAh
USB-PD急速充電対応モデルの大容量モバイルバッテリーがSoftBank SELECTIONについに登場! 18W USB-PD対応のUSB Type-C ×1、1A〜2A USB Type-A ×2、Qiワイヤレス充電 ×1による合計4台の同時充電を可能にした、2021年のモバイルバッテリーの決定版です。
バッテリー容量も、iPhone 12を2回以上フル充電することができる性能を持っています。
Owltech 大容量20000mAh リチウムポリマーモバイルバッテリー
Owltech 大容量20000mAh リチウムポリマーモバイルバッテリー
大容量モデルのモバイルバッテリーをお探しの方はこちらもおすすめです。最大3AのUSB Type-C ×1、最大2.4A USB Type-A x2による合計3台の同時給電が可能です。バッテリー容量は20000mAhと、iPhone 12をおよそ4.5回程度フル充電できる性能を持っています。
まとめ
スマートフォンの急速充電の仕組みと、急速充電対応の充電器とケーブル、モバイルバッテリーの探し方について解説いたしました
最後に、この記事のポイントを3つにまとめます。
・少なくとも、2A以上の出力の充電器を使おう
・USB-PD対応スマートフォンは18W以上の出力のUSB-PD対応充電器とケーブルを使おう
・モバイルバッテリーもUSB-PD対応モデルがおすすめ!
この記事を参考に自分のスマートフォンに最適な充電器を見つけて、快適な充電ライフを送りましょう!
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コード:sbswm(エスビーエスダブリューエム)
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有効期限:2021年4月30日まで
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以上、「2021年決定版! スマホの充電が遅い? 急速充電対応の充電器とケーブル・モバイルバッテリーの選び方」でした。
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