
充電器・ケーブル
ワイヤレス充電器とは?便利な使い方をシーン別に提案!
「簡単にスマホを充電できる」として人気があるワイヤレス充電器。
ここでは、ワイヤレス充電器の便利な使い方やメリット・デメリットなどを紹介しています。
おすすめ商品もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
■ワイヤレス充電器とは?
ワイヤレス充電器とは、ケーブルを使わない「ワイヤレス電力伝送」を利用しているアイテムを指します。非接触給電や無線給電とも呼ばれており、充電パッドにスマホを置くだけで充電できるのがポイントです。
ワイヤレス充電器の充電方式は、大きく4種類に分けられます。それぞれにどのような特徴があるのかを確認しておきましょう。
・電磁誘導方式
電磁誘導方式は、充電パットとスマホの間に誘導磁束を生じさせる方式です。このタイプのワイヤレス充電器には送電用のコイルが内蔵されており、電流を流すことで磁界が発生します。そこに受電用コイルの内蔵されたスマホを近づけると、双方に電流が流れて充電できるという仕組みです。
低コストで生産できるので、ワイヤレス充電器ではポピュラーな方式となっています。ただし、他の充電方式と比べて伝送距離が短く、正しい位置にスマホを置かなければきちんと充電できません。
・磁界共鳴方式
充電パットとスマホの共振器を振動させて電力を生み出す方式で、電磁誘導方式と同様に電磁誘導の原理を活用しています。双方の違いは、周波数の同じ送信用コイルと受信用コイルを共振させているかどうかです。
磁界共鳴方式はコイル同士を共振させているため伝送距離が長く、充電パットとスマホの位置が少しくらいずれていても充電できます。ただし、生産コストがかかるので、その分価格設定も高めです。
・電界結合方式
送電側と受電側の間に電極を設置し、それを向かい合わせることでコンデンサーを形成。コンデンサーへ高周波を流すことで相手側の電極にも電流が発生し、これを利用して充電するという方法です。
伝送距離は短いものの、位置ずれに強いのがポイントです。その反面、電気の発生効率が悪いなどのデメリットがあります。
・電波受信方式
電波受信方式とは、送電側で電磁波へと変換した電流を受電側で直流電流へと変換する充電方式を指します。電力伝送は数メートルと非常に長く、超長距離での給電が必要な場面で広く用いられています。
一方で、他の充電方式と比べて電気の発生効率が悪く、この方式を活用したワイヤレス充電器は極めて少ないです。
■ワイヤレス充電器のメリット
・充電と同時にイヤホンが使える
スマホで音楽を聴くときや動画を視聴するとき、ゲームなどでイヤホンを使用する人も多いのではないでしょうか。しかし、最近のスマホにはイヤホンジャックが無いため、充電しながらではイヤホンを使えません。
そんな時でもケーブルを必要としないワイヤレス充電器なら、充電とイヤホンが同時に使用できます。ワイヤレスイヤホンを使う方法もありますが、ワイヤレス充電器よりも価格相場が高いため、なるべくこれらのコストを抑えたいと考えている人にもワイヤレス充電器はおすすめです。
・ストレスやトラブルを回避できる
ワイヤレス充電器はケーブルを挿しこむ手間が省けるので、スピーディーかつ簡単に充電できます。使用方法はスマホを充電パッドに置くだけ
なので、AC充電器のように部品が損傷したり接触不良を起こすなどのトラブルが発生しにくいです。買い替えの頻度が低く、経済的であるのも嬉しいポイントでしょう。
また、ワイヤレス充電器なら「操作の邪魔になる」「アダプター部分を忘れてしまった」などのストレスとも無縁です。
・幅広い機種に対応
AC充電器はスマホの接続端子によって充電の可否が分かれるため、プライベートとビジネスでスマホを複数台所持している場合は、それぞれに対応したケーブルを用意しなければなりません。一方で、ワイヤレス充電器は、Qiに対応している機種であれば接続端子の種類を問わず充電できます。
ワイヤレス充電器1台でさまざまなスマホを充電できるので、外出時の荷物を減らせるだけでなく、家族や友人と充電器をシェアすることも可能です。
■ワイヤレス充電器のデメリット
・フル充電までに時間がかかる
ワイヤレス充電器はAC充電器と比較して、充電が遅いというデメリットがあります。これは、AC充電器のようにスマホへ直接電力を供給するのではなく、磁界の仕組みを利用しているため電力ロスが大きいのが原因です。
また、供給電力が低い商品の場合は、フル充電までにかなりの時間がかかります。実際に、高速充電に対応しているスマホでもワイヤレス充電器が十分な電力を供給できなければ、AC充電器のようなスピードでは充電できません。
・位置がずれると充電できない
電磁誘導方式を採用しているQiは、充電パッドとスマホのコイルを利用して電力を発生させているため、充電パッド中央に端末を置かないと充電できません。この仕組みを知らないと、「充電パッドの上に置いて寝たのに、朝になっても充電されていなかった…」などのトラブルが発生しやすいです。
また、パッドタイプのワイヤレス充電器やベッドサイドでワイヤレス充電器を使用する場合は、位置ずれを起こしやすいので注意しましょう。
・ケースが充電の邪魔になることも
厚めのスマホケースやスマホリングを使っていると、充電パッドと端末の間に隙間が生じて磁界生成の妨げとなるため、きちんと充電できないことがあります。また、金属製のパーツが付いたアクセサリーは、充電に影響を及ぼす可能性が高いです。
「スマホを自分好みにカスタマイズしたいけど、ワイヤレス充電器も使いたい!」という人は、なるべく薄めで金属パーツ不使用のケースやアクセサリーを選んでください。
■ワイヤレス充電器の選び方
・出力電力の大きさで選ぶ
ワイヤレス充電器は、製品によって出力電力の大きさが異なります。出力電力の大きさは「W(ワット)」や「A(アンペア)」で表示され、これらの値が大きいほど充電時間の短縮が可能です。急速充電ができるワイヤレス充電器を探している人は、出力電力が大きいものを選ぶと良いでしょう。
また、10Wまでの出力電力にしか対応していないスマホに15Wのワイヤレス充電器を使っても、10Wの速度でしか充電できません。そのため、スマホ側がワイヤレス充電器の出力電力に対応しているかをチェックするのも重要です。
・コイルの数で選ぶ
Qi対応のワイヤレス充電器は、送電側と受電側のコイルを接近させることで電力を生み出しています。そのため、コイル同士の距離が離れないように、きちんとスマホをワイヤレス充電器に置かなければなりません。
「位置ずれが原因で充電されていなかった…」などのトラブルを回避したい場合は、内蔵されているコイルの数が多いワイヤレス充電器を選びましょう。コイルの数が多ければ、その分コイル同士の距離が離れにくくなります。
■【シーン別】ワイヤレス充電器の便利な使い方
・自宅で使用する
自宅での充電器の使用というと、眠る時にスマホを充電器に繋ぎ、眠っている間に充電を完了させる人がほとんどでしょう。この方法であれば、起床と同時にスマホを使えますし、枕元に置いてアラームとしても活用できます。また、スタンドタイプのワイヤレス充電器なら充電とスマホの操作が同時にできますし、暗い部屋でもケーブルを探す手間がかかりません。
寝室で充電をしない人は、リビングや自分の机でワイヤレス充電器を使うのがおすすめです。最近ではデザイン性の高い商品も登場しており、インテリアとしても楽しめます。
・外出先で使用する
外出先でワイヤレス充電器を使う最大のメリットは、機種の異なるスマホを1台で充電できることです。
また、スタンドタイプのワイヤレス充電器なら、デスクワーク中のプッシュ通知に反応しやすいですし、電話もスピーディーに受けられます。また、会社やカフェ、旅行先などさまざまな場所へ持って行きたいと考えている人には、かさばりにくいモバイルバッテリータイプのワイヤレス充電器がおすすめです。
・車内で使用する
ドライブが好きな人や営業職に就いている人は、スマホをカーナビ代わりに使うこともあるでしょう。目的地に着くまでスマホを使い続けるため、途中で電源が切れてしまわないようにワイヤレス充電器を持っておくと良いです。
特に、マウントタイプのワイヤレス充電器は、スマホをしっかりと固定できるのがポイント。AC充電器のようにケーブルが引っかかる心配がないので、事故のリスクを低減できます。
おすすめのワイヤレス充電器
【アウトレット】RAVPower TURBO 10W WIRELESS CHARGER10 W 高速ワイヤレス充電器
数量限定の特価バッテリー、在庫限りで終了となります。
最新のiPhoneやAndroidスマートフォン、AirPodsなど、Qi規格対応デバイスをスタンドに立てかけるだけで充電します。
デュアルコイル仕様でスマートフォンの置く向きを選ばず、縦でも横でも充電可能です。
MagSafe充電器なら、ワイヤレス充電がさらに簡単。iPhone 12やiPhone 12 Proの完璧な位置に磁力でピタッとつくので、最大15Wのワイヤレス充電がよりすばやく完了します。
このMagSafe充電器はQi充電との互換性を維持しています。iPhone 8以降およびAirPodsのワイヤレス充電ケース付きモデルをお使いの場合は、Qi規格の充電器を使う時のようにこの充電器を使ってワイヤレスで充電できます。
磁力で正確な位置に装着できるのは、iPhone 12モデルとiPhone 12 Proモデルのみです。
■ワイヤレス充電器は手軽・便利・お得!
充電パッドにスマホをセットするだけのワイヤレス充電器は、いちいちケーブルを抜き差しする必要がないので非常に手軽。屋内・屋外を問わず使えるうえ、断線や接触不良の心配もいりません。
最近ではおしゃれなデザインの商品も販売されているので、利便性だけでなくデザインを重視する人でも満足できること間違いなしです。
以上、【商品レビュー】驚異の軽さ!GMネッククーラーを使ってみたでした。
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- 編集部
- SoftBank SELECTION WEB MAGAZINE for Mobile Accessoriesは「モバイルアクセサリーで人々を幸せに」をコンセプトに、皆様の暮らしを豊かに楽しくできるようiPhoneやスマートフォンのアクセサリー情報を提案します。
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