行楽シーズン・・・久しくデジカメを使ってないなと、ふと思う。スマートフォンがポケットにあることが日常になって、気軽にシャッターを押せる環境が当たり前の中で、毎日どれほどの人が写真を残すのでしょう。けれど、少し特別な日・・・家族や恋人との旅行、子供の学芸会や運動会・・・そんなときでも普段使っているスマートフォンで写真撮影をしますか?・・・やはりカメラとしてのパフォーマンスは不安かも?
そんな思いをクリアにしてくれるのが、今回ご紹介するolloclipです。Appleの公式ホームページでもiPhoneの注目アクセサリーとして、カメラレンズとしては唯一紹介されているクオリティの高いレンズです。
事前準備①:iPhoneケースを装着する
敢えてマニュアルを見ず・・・というより見る必要がない(笑)。パッケージを開けると専用のiPhoneのケース、そしてレンズクリップ・・・いくつかの付属品はあるけれど、基本的にはこれだけです。まず第一印象として、この付属のiPhoneケースは、普段使いでも問題ないほど、見た目がオシャレで、グリップ感も良く、各ボタンへのアクセスも良い。olloclipロゴもさりげなくてクール。
<同梱物一式>
・レンズ、OLLOケース、ネックストラップ、持ち運びアクセサリ、巾着、アジャスター(黒い棒状のもの、iPhoneに直接レンズ取り付け時に使用)

事前準備②:olloclip本体を装着する

で、肝心のレンズクリップであるolloclipを装着するわけですが、魚眼タイプと1.2xワイドタイプと二つのレンズがあるのです。後述しますが、魚眼レンズをフロント、ワイドレンズをバックにするのがおすすめ。
注意したいのが、クリップがしっかりとiPhoneをグリップしてしまうため、装着の際、スクリーンフィルムにダメージを与えてしまう可能性があること。はめ込むときは、フロントから少しクリップを広げる感じで慎重にスクリーンフィルムの上にスライドし、

バックカメラへの取付は、専用ケースのガイドラインに従ってゆっくりスライドさせる。少し慣れが必要です。OLLOケースを使用せず直接iPhoneへ装着する場合は、アジャスターをレンズに取り付ければ装着できます。

試しに写真を撮ってみる
撮影場所は香港。とりあえずパシャパシャ撮ってみる。なるほどワイドレンズはわかりやすい。iPhoneカメラのデフォルト位置だと実際の視野より大分寄りがちになってしまうが、ワイドレンズを使うと、十分引いた位置で写真を撮っているようなイメージが出来上がる。また、魚眼レンズも特徴がわかってきた・・・おまけで付いているレンズかと思っていたがそうでもない(笑)。対象物の高低や、深さを表現するのに向いている。2Dである一般写真撮影だとイメージがノッペリしてしまうが、奥行きの表現が簡単にできるのが面白い。
<通常:室内>
<ワイド:室内>
<魚眼:室内>
屋外のワイドと室内の魚眼
街を歩いてみる・・・ようやく価値がわかってきた。風景を取るのは断然ワイドレンズだ。100万ドルの夜景として有名な香港トンローワンであるが、湾を挟んだダイナミックなビル群の広がりが、実際の視野のように表現できます。逆に、同じポジションで魚眼レンズで取ると余計なものまで映り込んでしまってNG。視野角が広いから同じように撮影している人まで写っちゃう。遠くの風景・ダイナミックな世界を撮影できるのがワイドレンズなのです!
<通常>

<ワイド>
では、魚眼レンズはどうか。室内で抜群のパフォーマンスだとわかりました。旅行に行けば思い出に泊まったホテルの室内を撮影したくなるもの。けれど、どうしても部屋の奥行きを表現できず苦労された経験があるのでは?
ワイドレンズでも少しは緩和してくれるのですが、魚眼レンズはそんな悩みを完全に払拭します。見たまま、思い出のままの部屋のイメージを残してくれるのです!ただ、テクニックとして、魚眼の丸い淵が見えなくなるようiPhoneを操作して拡大しましょう。写真のようにバッチリ奥行が再現できますよ。
<通常>
<ワイド>
<魚眼>
仕事の魚眼!観光のワイド!
筆者なりの結論です。旅行というとプライベートもありますが、出張に出たり、客先や取引先へ訪問の機会が多くあります。また、海外出張というと、とかく展示会を見に行くということもしばしば。そのときに活躍するのが魚眼です。前述のように屋内での広がりが表現できるので、展示会場の大きさや盛況ぶりを撮影するのにピッタリ。また、興味のある製品を接写するのも魚眼が最適。製品の魅力を立体的に表現できます。
プライベート旅行ではどうしても風景写真が多いため、ワイドレンズが活躍することになります。はじめて行った場所、観光地として有名なモニュメント、世界の広さを表現するにはワイドレンズ。スマートフォンのカメラでもolloclipのおかげで十分満足できます。
プライベートで魚眼は?と言えば、自撮りに最適
<通常>

<ワイド>

<魚眼>
同じ角度だけど、魚眼なら顔が全て写ります!先ほどご紹介したホテル客室の撮影に重宝しますが、ようは自撮り(じどり)に向いているんです。正直、自撮り棒はいらないかも。自分を中心とした背景の広がり、世界のダイナミックさを表現するのは魚眼が最適。前置きが長くなりましたが、フロントは魚眼、バックはワイドと前述したのはこれが理由でした(笑)
さて、行楽シーズン。デジカメを新調する必要は無し!?
olloclipがあればお使いのiPhoneやスマートフォンで十分な写真撮影が可能。出張でも活躍すること間違いなし。olloclipと旅に出て『世界の広さ』をスマホに残しましょう!

1セットでセルフィーも撮れるように。
以上『世界の広さをスマホに残そう!olloclip使用レビュー』でした。これからの旅先や出張先の撮影に、活躍してくれそうですねっ。
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